段々先延ばしになる事は了承願いたい。

ほぼというか、全くの随筆なのでこういうような形となる。

TVタックルの後釜番組の池上彰の番組は警視庁が選んだ事件ファイルというものをやっていた。

パネリストに平澤勝榮が出ていた。

ある意味オファーは断らない気骨のある人物だということは理解しよう。

平澤が縦令無茶苦茶なことを言っても、自分の意見を通すのだから、出演することに意味がある。

そりゃそうだ。

逆に、オタク側から余りテレビに出ることがない。

この前のTVタックルではオタキングの岡田斗司夫が出て全面擁護の展開をしていたが、どんどん出てオタク達の言い訳をして欲しいもんだ。

ただ、今回の件と表現規制問題はリンクしていない。

平澤が出ていたということで思い出しただけ。

ある意味こっちが言い掛かりぽいようにも取れる。

警察がどれだけ治安維持に努めたかという歴史は計り知れない。

そういうことは判っている。

もしそれがなければ表現の自由だって保障されないのだ。

前にも言ったが、表現の自由を保障してくれるのは権力者だったりするんだ。

当事者とか第三者(殆どがこれだが)がいちゃもんを吐けて表現を弾圧するのだ。

その時、裁判所とか下手すりゃ警察が表現を守ることだってある。

コミケでも警察当局が協力的であることも忘れてはならない。


さて、そんな一方でやっぱり平澤以下、警察当局は天下り確保のために管理団体作ろうかと躍起になっている。

法律作成で幾ら漫画を除外させても手を変え品を変え、規制しようとしてくる。


単純所持の禁止ってなんだろうか?

痲薬扱いか?

嘗ては大麻は日常で必需品だったのにそれがなんでか持っちゃ駄目とされてしまった。

尺貫法が改められた時でも曲尺とかを持ってるだけで逮捕とか信じられん。

それを持つ者に対する規制、要するに悪し様に言うと職業差別だったり属性差別だったりする訳だ。


これは憲法で定める所の法の下の平等に反するのではないかと思うのだが、誰も何も言わんのか。

調整の役割かも知れんが、不平等さを感じることもある。

人に対しての規制はある。

先ずは暴対法、これはヤクザだけで逮捕するような法律である。

そして集団危険暴走、これも珍走団を取り締まる法律。

そして青少年健全育成条例や児童ポルノ法、これはロリコンを引っ捕らえる法律。

ロリコンだけでなくオタクまでも引っ捕らえたりするような法律、条例である。


絶対正義の価値観を押し付けようとしても、狙いが分かっているものだから全面賛成とまでとはいかないのだ。

ある意味此処は救いである。

ヤクザや珍走団は実害を及ぼすし、自分達が悪者だということを理解しているから 庶民の賛同を得やすい。

しかし、何故かヤクザ撲滅や珍走団の撲滅には至らない。

現実的にはヤクザも珍走団も数は減って来ているので効果はあるのだろうが、それでも完全撲滅には至らない。

何故か。

憲法で集会結社の自由が認められているからである。

憲法があるからヤクザも珍走団も団体を作ったっていいのである。

ただ、作ってはいいが動きを制限しましょうと言う事なのである。

ヤクザや珍走団を憎む人は日本国憲法に文句言いなさい。


憲法にヤクザや珍走団を作ってはいけませんと明記すれば良い話である。

それを皆さんの希望通りなのか、自民党の新憲法案では社会法益に照らしたものを前提にしようとしていたではないか。

まあなんていうのかしら、流石警察官僚じゃなかった、警察関係者の支持がある自民党がやりたそうなことである。

それと宗教団体とか純潔教育団体とか。


それでオタクを法律で明文化して、規制しようにも実害がないのでどうも賛同が得られ難い。

分かりますか?

で、どうするかと言えば犯罪者としてレッテル貼りをするところから始める。

ヤクザや珍走団の数が減ってしまえば仕事が少なくなるよね。

それで何度か浮いては沈んでまた浮かび上がらせるのが「オタク」である。


自転車3人乗りも法規制しようとした動きがあった。

でも反対に遭って頓挫した。

もう理由は分かるよね。

子育て支援にならないじゃないかということである。

3人乗りは子沢山の主婦に当て嵌まる。

遠回しに言えば「子育て中の主婦」を法律で明文化して規制しようとしたのである。

点数稼ぎにしても悪質である。

政府の推進する政策とは真逆のことをするのが警察なのである。

クールジャパン政策もそうである。

アニメ推進とは言うが警察はその影で規制に向けた動きをしていたのである。


ヤクザは叩ける。

珍走団も叩ける。

世論作りをしなくても成功できるが、実はヤクザを支えているのは一般人であることは言うまでもない。

自分達で解決できないことをヤクザに任せることが多い事。

地上げとか借金の取り立てとか、自分の気に入らない相手を懲らしめるとか。


これが中々減らない理由である。

珍走団も減らないのはバイクが溢れているからである。

これは単純な話。

そして、社会が彼らを村八分にするからである。

理由は色々あるよね。

とは言っても彼らも弱い者を虐めて嬲り者にするから赦せないのだが。


世間や社会が迫害する→行き場のない青少年はグレる→珍走団やヤクザになる→ヤクザや珍走団が更に弱い者に対して集り始め苛め抜く→行き場のない人たちがオタクになる→オタクが益々搾取される

序でに世間や社会がオタクを迫害する。

オタク達が結局自分達で自分達の暮らしやすい二次元の世界を作り始めるきっかけとなる。

これも後にするが、オタクはどこにも逃げ場はないのである。

この虐めの構造を作っているのは世間であり社会秩序であると言うことは紛れもない事実なのだが、やはりそこはみんな知らん振り。

皆虐めとかなくそうと努力しているのに、警察はする必要もない犯罪者予備軍を捏ち上げて法律で明文化しようとしている。

岡田斗司夫はオタクは既に死んでいると迄言ったのに、無意味なオタク差別法案を作らせるのだ。

既得権益の下で。

さて、オタクを取り締まるのにどうやるか、そこが線引なのだが、はっきり言って出来るわけがないのだ。

アニメ絵を持っている奴を取り締まるのか?

一体何で?

裸の絵?

猥褻で捕まえて来たのにそれが出来ないと分かると更に締め付けを強化して来るのだ。

出来ないのが判っているのに何度でも同じような法律を作って取り締まる。

世論づくりも同時に行う。

何か事件が起こる度に。

実際の事件とは真逆で無関係なのにさもオタクのせいにして天下り先を確保させようとする。

パチンコへの集りもそうだろう。

パチンコも隙を見せたからこう言うような事にもなっているが、賭博以外別に他人に危害を加えてはいないのである。

パチンコ害悪論をぶっちゃける人は一体何がいけないのかをもう一度考えてみる必要がある。

アニメの何がいけないのか。

それが縦令エロアニメであろうとも。

自分の気分が悪いだけだろう。

世の中気分を害するだけで罪ならば、とても美しい国が出来るでないか。