それは幾らでも言ってもいい。
外国人の文化の違いと、日本人の文化の違いも論うのもいい。
昔、ここヘンという番組があってあれもやらせ臭があったが、日本語の話せる外国人がこの日本はヘンじゃないかと言う討論番組は画期的だった。
しかし、あれから10年くらい経つのか。
今や外国人に日本は素晴らしいという太鼓持ち番組が蔓延っている様にも思える。
これは仕方ない。
日本人自身がGHQによって永らく封印されて来たものだからだ。
家畜人ヤプーや猿の惑星のように歴史も文化も何もかも書き換えられてしまったのだから。
その触れ幅の大きいことは凄いと思う。
日本素晴らしいと言っても、結局戦前の評価は出来ていない。
アメリカが関わると未だに「自虐史観」が日本を蔽う。
江戸時代が褒められることもあるが、明治時代や大正や戦前戦中はマスコミは評価しない。
これは欺瞞である。
東京裁判史観を払拭出来ないものかと思う。
そこだけポッと抜け落ちている。
ミッシングリンクのように。
日本素晴らしいと言っても慰安婦の評価はそのまんまである。
日本は性奴隷を囲った犯罪国家と言うレッテルを貼られた儘だ。
これを払拭しない限り、どうやって日本の名誉を守れようか。
祖父達が汚辱を被ったままである。
当たり障りのない評価しか出来ないのだろう。
今の政治状況は、その河野談話も村山談話も払拭出来ないでいる。
今の日本は議会制民主主義の体を取っている。
何処かの党が独占して政治状況を壟断しているわけでもない。
自民党が独り勝ちのような状況でも選挙の体を取っているのだ。
選挙禁止だったり野党禁止だったり議会停止をしている訳でもない。
安倍首相が如何に議会が好きでないとしても選挙があるからそれが要望の実現の近道の筈ではなかろうか。
香港の雨傘革命もそうだが、あの学生を詰る様な報道がなされるのには残念としか言いようがない。
それだったらば景気がいいのだから安倍政権に文句言うなと言う論調である。
永らく日本に住んでいて日本語も流暢に操れるのに、自国の政治状況には何一つ言えもしないのに日本の政治に文句言ったりするのはどこのどいつだろう。
それならば日本に帰化して応援団になればいいのに。
でもそれやらないのかな?
指桑罵槐なのかも知れないが、いい迷惑である。
その外国人、中国人だがツイッターで日本政治に文句ばっかり言う。
そのように分析できるのなら、中国共産党に文句の一つさえ言えんのかと思う。
朝ナマに出ることがあるが、いざその人が中国の話になると話を逸らしたり口籠ったりするのはなかなかいいサンプルだと思う。
太田総理秘書田中の特番でも、共産党幹部が出演したときも中国人の出演者達は黙ってしまっていた。
TVタックルでもそうだった。
中国人にインタビューをしても中国(政治)の批判をしない。
民主主義体制が違うとか、中国のやり方があるとか、どうして彼等は日本に来てまで物が言えないのだろうか?
朝ナマでも、中国人の出演者が出ても言論の自由を求めないような意見に集約されている。
非対称とはこの事を言うのだろう。
話にならないのだ。
自国に目を向けずに、他人が悪い他国が悪いといつまでも政府の都合に左右されているのだ。
そういう人達なんか別に相手にしなくてもいいのだが、日本の左翼は自分達が失った主導権を取り戻すために外国人の発言を有り難がって引用し、同調し、拡散させている。
何故非対称の国に生まれた人の言葉なんか有り難がるんだろう?
こいつらは雨傘革命なんか無視だろう。
我々もそうだが、言論の自由を獲得するまでどれだけの血と涙が流れたことか。
左翼はそれを忘れている。
日本に言論の自由を求める?だって?
言論の自由はある。
でもそれを支持するかしないかはその受け手でしょ?
みんな自分達の意見が支持されることと言論の自由があることの区別がついていない。
言論の自由のある国で日本の文句を言っているのだ。
これ程まで素晴らしいものってないよねと思う。
意見を言うなと言う訳ではない。
当然だが、日本で何言ったって自由なのだ。
でも、あなたが日本人であるならば日本政治に口出してもいいよ。
安倍政権批判しようが構わないが、自国の政治を批判しないでそれやる資格はありますか?
中国から亡命した人達は命懸けで政府を批判しているよ。
日本に帰化する人も多い。
でもああ言う人達は日本の悪口ばっか言って全然自国批判をしない。
分かり切っている事だが、批判すると中国の家族の身に危険が及ぶからだろう。
イラン革命が起きた時でも、多くのイラン人が亡命をした。
尤もパーレヴィー(パフレヴィー)朝は政府批判しただけで捕らえられて行方不明になるのだから。
これをアメリカは支援していた。
イラン帝国も恐ろしいが超大国も恐ろしい。
ダルビッシュの父も亡命イラン人の一人だった。
ダルがメジャーに行く時父が随行していた。
英語が喋れるからだろう。
台湾の国民党政権の幹部にはグリーンカードがあると言う。
これはアメリカの市民権とも言うべきものだ。
台湾政変が起きたとき、国民党幹部がアメリカに逃げて活動を続けると言うことだろう。
東南アジアでも社会主義や軍政になる前はアメリカがしっかり支えていてモン族とか南ベトナム人とかがアメリカでも引き続き活動を続けていたらしい。
あの長野フリーチベットでも南ベトナムの旗を掲げていた人達がいた。
亡命ベトナム人なのだろう。
ベトナムやその他の東南アジア諸国が折れてアメリカに接近したら彼等はお払い箱になってしまった。
お気の毒としか言いようがない。
自分達がいつか返り咲いて政権が取れると信じていたのか、でもそこで暮らしてしまえばもうそこの住民になってしまう。
子供は当然、アメリカ人となる。
今更祖国に帰ろうとも思わないだろう。
そうやって亡命者が溶けて行く。
ただ、言論の自由は強固な軍事力や警察力や政治における信頼社会でないと保障されない。
中国はまだそこまで行っていない。
独裁にしないと、好き勝手自由気儘にやる連中が出て来るからである。
本当の意味での言論の自由と表現の自由があの国民党時代にはあったのだ。
政府がいくつもある国って何だ。
犯罪も自由とか、訳分からん。
権力者が自由気儘にいられるの自由があの国にある。
共産党幹部が愛人をアメリカに匿わせて暮らしているようだ。
失脚したときの保険なのだろう。
愛人に子供作らせてそこで永住権を得ると言う手筈である。
共産党と雖も、生き辛くて息苦しい社会なんだなと思える。
この辺りは、中国に生まれた人に対しては同情の余地があろう。
言論の自由は、お互いが信頼し合える社会ではないと成立しない。
詰まり、あの中国人経営者も本当は中国を信用してないのかも知れない。