これも一年余り放っといたアニメである。

観た感じでは荒れてはいない。

ロボットというか、モビルスーツを見上げる状態は珍しいかなと思う。

人がちっぽけに映る。 






 











サンライズが作ったアニメだから、サンライズロボットアニメの様式美が表れている。

世界は…、人類を救う未知のエネルギー物質を巡り、二分された勢力で争われ、モビルスーツで戦闘が開始されるが、乗組員は少年少女で、司令塔は大人だが直接戦わずに説教を垂れる。

考えて見ればガンダムの頃から変わらんのじゃないのか?

そして、先ず販売戦略があってアニメが放送される。

今回のバディ・コンプレックスは流石にロボットのプラモが売られている訳ではないが、ケータイアプリゲームの宣伝が先んじているな。

言わずもがなガンダムは連邦軍とジオン軍、コードギアスはブリタニア帝国とユーロピア連邦やその他諸勢力、そんで今回のは環太平洋を中心とした連合軍とユーラシア上に存在するゾギリア連合軍との戦争。

少年少女なのに戦闘に駆り出されてバンバン人を殺していくんだよね。

それでも尚、殺すことに一切の躊躇はない。

相手が敵だから問答無用で滅ぼせと考えている。

全15話でその内13話でそのクールは終わる。

主人公が何故急に未来世界に放り出されたのか視聴者置いてけぼりでどんどん話が進む。

主人公も何故か自由契約連合軍として戦闘に参加しているのに人を殺すこと、相手勢力を殲滅することに一切の躊躇いがない。

これが不思議。

ゼロの使い魔の平賀才人でさえ、小国トリステインに召喚されてその国民として戦闘に参加してるにも拘らず、戦闘自体には消極的である。

そう言えばガイキングと言うアニメも主人公たちは何気に暮らしていたのに戦闘に巻き込まれて 異星人達と戦わさせられる羽目になってたなあ。

話、と言うか世界観を説明するのに人が説明したり、どうしてループしてったのか、この辺りがざっくりし過ぎていて、本当は長い時間を掛けて話を作りたかったのだろうと推測される。

但し、放送はMXだし余り予算配分はなされていないのかなと思う。

水着回とか丸々一話掛けて作りたかったんだろうね。

半話で終わらせてしまった。

海岸とかではなくしかも甲板の上とか…。

話数は少ないものの絵は然程荒れてはいなかった。

ロボットのデザインも複雑ではない。

全てはケータイゲームを売るための宣伝費として費やされたんだろう。

キャラもロボットも全てここでは記号である。

世界は広いのにセカイは狭い。

基地とロボットとの戦闘、それを行き来する訳だから移動範囲が驚く程狭い。

主人公と知り合いの爺がクーデター起こして体制がガラリと変わってしまう。

ドラマ・銭ゲバや大野智ver怪物くんのような終始狭い世界で話が展開するような感じ。

新キャラも出ない、終始一貫してキャラの変動はなしである。

あ、でも斃れる人もいるが、それってそう言うストーリーの補強に使われているのだろうか。

作品としては、狂人の最期の足掻きで持ってったかなと思う。

1話から出ていて、よもやこれがラスボスになろうとは。 


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