この作品は3年前のものだったんだな。
気になってはいたが纏めて観る余裕もなくてそのまま過ぎてしまった。
松来未祐も生きていた頃である。

偶々、GYAO!で放送されると知ったので観ることにしたが、さて内容としては、現実がそのように近づいているので作品としては笑えるのだけれどもなかなか笑い飛ばせるようなものではない。

制服が大体アニメならミニスカートや体操服ブルマとか定番だがこの世界ではそんなものがない。

ロングスカートになっているのはある種興味深い。

でも地下アジトに来たらちゃっかりミニスカートになってる辺り解放戦線に乗り出しているのだなと思った。

しかし、言葉で下ネタを連呼しても現実的には見たこともないから実際に逸物を見てしまったら狼狽える辺りピュアな世界に生かされた猿の惑星に住む猿達なのだとやはり感じる。

その世界に生きる人々の価値観に基づいて作っているのである。

そんな窮屈な世界においても彼らの探究心が枯れることはない。
まるで人類が一歩踏み出して歩いて冒険するかのようである。

そんなリセットされたような世界になってるのは、監視社会の果てで思考すら支配されているからなのだろう。

そんな世界でもおかしいと思い立ち上がる。

何だかマトリックスのようである。

主人公の父親に憧れて行動を起こすところはアレを髣髴させる。
ピューと吹くジャガーだ。
ピヨ彦の父親の存在を知っているジャガーがピヨ彦をふえ職人にさせようと父親と協力する所にも似ている。
あとはだがしかしか。
あれも主人公に菓子屋を継がせようとして父親と協力して引き戻すことをしている。

小さな隙間ではあるが大きくしていき解決に向かわせるが…でも結局これってこの世界では特に何も変わっていない。

変質者ばかり出て来るがそれを生徒会の力で止めただけだよなあと思う。

最終的に心に余裕が出来たって感じだ。