脚本を書いたのは倉田英之。

オタクの脚本家だ。

オタクはメタツッコミだからこう言うヒーローには憧れるけど同時にヒーローの苦悩、限界を何処かで個人的に納得させて消化しないと思っているのかなと思う。

そう言えば、松本人志の『大日本人』 もヒーローのその後というものを描いた映画だったな。
これも個別に言う必要があるのかも知れないが、後にする。

平凡な日常から次から次へと強敵が現れて果てしなき戦いを繰り広げる限界に何処でストップを掛けるか、それがヒーロー物の永遠のテーマなのだと思う。

 アメリカなんか現実に自分でヒーローを演じる割には永遠に敵を作り果てしなき戦いを繰り広げているんだもんなあ(´・ω・`)

 少年誌も人気を得るためにパターン化された展開を鏤めて遂には極めてしまう。

北斗の拳だったら修羅の国のカイオウ、ドラゴンボールだったら神と神のアレ。

スポーツ漫画だと学校対抗、県大会、国体、世界戦とこうなるわな。
でも少年誌だからインターハイ止まり。

プロになる前に卒業して終わり。

うすた京介の読み切りでヤスザキマンとか言うのがあったけど、悪のボスが幻影として出て来て、自分達を殺して永遠に戦い続ければいいと語り掛けていたな。

ボクシング漫画なんかヘビー級王者なんか出ないから現実的に中軽量級以下の選手を主人公にさせて永遠に防衛戦を繰り返す。

BLEACHも挌闘技コラムで言ったが、藍染惣右介辺りで終わらせておけば良かったのに、編集部の都合で長々と無駄に描かされているなと思う。

人気は既に無くなっているのに、無駄に長い展開を描いている。
もう黒崎一護の父黒崎一心のエピソードと石田雨竜のエピソードで纏めて十分じゃん。

余計なものを付け加え過ぎ。

読者が『厭きる』ということを覚えたのだろう。
これが読者の成長である。

サムライフラメンコは24話くらいのアニメだから話を纏めやすい。
それでキングトーチャンがさっさとネタ晴らししてしまっている。
キングトーチャンって倉田英之だろ。

途中でグレンラガンみたいな話になったが、要するに自分が敵を作ることだけであれば話は無限に広がって、もう誰も付いて行かなくなると言う事なのだろう。

ドラゴンボールもそれだったような。
宇宙人との戦いだったり、果ては神との戦いだったり。
ゴッドサイダーは異次元(高次元らしい)の魔物だったり。ドムゴーオオオ。


正義の味方の羽佐間正義(正義のはざまと言う意味なのだろう) は戦いを作らずに平和であることを選んだ。
その結果世界には平和が訪れた。

本当かよ。
人類が誕生してから数十万年、其処迄に辿り着く事が出来るのか?

北斗の拳とかは戦いに無意味さを感じて武器を捨てる人が現れた。
まほろまてぃっくでは人類が滅びる直前に人々が漸く無駄な争いを止めた。 

イリヤの空は世界が滅びる直前になっても人類は争い続けていると言う設定だった。
最終兵器彼女は終ぞ人類自ら相食む所まで来てしまう。

そういう永遠の戦いを望まずに世界平和の道を選んだヒーローはなんと、愛を知らなかった!

へぽーん!

もう25年前以上に北斗の拳で愛を説いたのに(´・ω・`)

でもこの愛ってキリスト教の普遍的な愛と言う意味なのかねえ(´・ω・`)

やっぱりキリストは正義の味方だったのだ!

正義の味方が赤なのも、それこそキリストの纏いし赤き布、聖骸布の色他成らないからである。

スパイダーマンが赤かったり、スーパーマンが赤かったり、キャプテンアメリカが赤かったりするのも、キリストを暗示しているからなのだろう。
(実際は四色カラーが未熟の時に原色でしか印刷できなかったらしい)
 
 ケンシロウは別に赤ではなかったが血に染まることはよくあった。
血こそキリストの流す赤き象徴。

とは言っても同じキリスト教でも解釈の違いで殺戮者になったり隣人を愛する人になったり、大変だなと思う。


 


デートTIME
ミネラル★ミラクル★ミューズ
アニプレックス
2013-12-04