コミックガムが平成27年7月号を最後に休刊宣言をしてしまった。

ここ最近、立て続けに自分の所に送られて来るワニブックスからのプレゼントが有ったので、もしやという予感はしたが正にそれだった。







ガムを買い始めたのはいつだろうか。

ぢたま某の充電ちゃんが始まる前だった。

その辺りまでは覚えている。

よくあるパターンだが、キラーコンテンツが終わると離れる読者がいるので、同じ作家に描いてもらおうと編集部が繋ぎ止めることはよくあった。

何だかんだ言って、充電ちゃんも長く続いたな。

それもアニメ化までしたし。

実はガムに於けるアニメ化した作品は幾つもある。

まほろまてぃっくは凄い。

ガイナックスが手掛けたアニメでもある。

ほぼ連動企画なんじゃないかと思ったが、アニメが急ぎ足で終わらせてしまったので、漫画では少し救いをみせて終わらせた。

自分の中ではエヴァンゲリオンの続篇と位置付けていたが、誰も孤独な主人公を救えないのであった。

でも作り手の中では自分を認めてくれる人は直ぐ傍にいると言う事を教えたかったんだろう。

これはエヴァでもまほろでも同じことだった。

と、まほろまてぃっくに関してはレビューに散々書いているのでそれを参照してくれればいいのだが、まほろが終わった後でもアニメ化する漫画はあった。

一騎当千は4シリーズくらいまで出ており、特別篇も幾つか放映されたりもしていた。

あまえないでよっ!!、 月詠、こえでおしごと!、女神候補生…あれ?意外と少ないかな?

ガム=一騎当千だから仕方ないか。

ここ最近はアニメは愚か、漫画自体にも恵まれているとは思えず、元々少ない部数だったのにそれを減らしていったのだろう。

非角川系でありながらよく保ったなと思う。

ガムの読者はその殆どが一騎当千で占められていたと思う。

それでも保つ体力はなくて、ここまで来てしまったと思う。

最終的に読むようなものがなくなっていったかなと思う。

最後まで付き合うつもりだったが、ガムの方が体力を無くしていったのだと思う。

強制的に終わらせた漫画はそんなになく、次回に続くというようだから再開を狙っているのだろう。

このガムの出版社を調べたら、ワニ系列であってもワニマガジンとは別である。

ワニマガジンは快楽天、ワニブックスはコミックガムである。

いずれも青年向けではあるが。




BlogPaint
ワニの図像をシンボルとしているが人的・資本提携等はないようだ。

そう言えば、いずれの出版社も名前こそ違えどワニの図像があったから系列なのかなと思ったがご先祖さんを同じくしているだけだった。

河出もKKもワニブックスも新書ばっかり出しているなあと思う。

最早漫画自体が売れない!

漫画こそ分かりやすかったのに、と言われるのに!

考えて見ればコストは掛かり過ぎるが見返りが少ない。

これでは廃業已む無しなのであろう。


そうであってもガムにはお世話になっている。

コミックスはアンケートに応募すればほぼ間違いなく当たっていたようだ。

読者ページには良く載ったりもしてポイントレースは我ながらでもあったが上位を食い込んでいた。

それも20代の話である。

ゼロ年代を象徴した漫画雑誌でもあった。

この出版不況、雑誌を毎月刷ってゆくのは相当体力の要るものなのだろう。

再開を目指す勇気は讃えたい。

お疲れ様とは言わない。

再び夢を見させてくれ。

風船ガムのように大きく膨らんでゆけ!














一騎当千 Animation Art Works I
コミックガム編集部
ワニブックス
2015-03-12



 
ファイト一発! 充電ちゃん!! Blu-ray BOX
福原香織
エイベックス・ピクチャーズ
2013-03-22