犯人探し、 と言っても既に捕まった犯人ではなく、真犯人を見つけようとする姿勢である。
何が原因だ、何が影響を与えたのだ、犯人の個人の罪を問う訳でもなく社会害悪論、まあ此処では社会法益というのか、環境が作用して犯人を生むのだと言う論調である。
これは実は別に間違っていない。
オタクは犯罪者じゃねーぞと言われても、先ず此処で断っておきたいのが、人は環境で変わると前に言った。
物で感情が増幅される、これも別に間違っていない。
言ってしまえばオタクは犯罪者「予備軍」なのである。
冷水ぶっかけるような言い方かも知れないが、まだ犯罪者ではない。
別にオタクが別人種と言う位置づけではない。
これは肝に銘ずるべきである。
別人種だったらばそれこそ犯罪者とレッテルを貼ることだってあるだろう。
実はギリギリの所に立たされている。
この微妙なニュアンスによって人は傷つけられたり感情を損なわせたりするのである。
では、実際にオタクが起こす犯罪はなんだ?
未成年者略取か?
窃盗か?
暴行か?
銃刀法違反か?
人殺しか?
車の違法改造か?
交通違反か?
強制猥褻か?
猥褻物陳列罪か?
これ、実はオタクに限らずチンピラに置き換えても同じ様な事が言えるでないか。
チンピラ程度ではクローズアップされないのだろう。
犬が人を噛んでもニュースにならないが人が犬を噛めばニュースになる、と言う言葉がある。
でもしょこたんはいつも猫を噛んでいるけどニュースになってないだろう。
そのメタツッコミは置いといて、逆を言えばオタクは犯罪を起こさないからなのではないのか?
ヤンキーが少しでも善行をすればこれ迄の過去の罪が宥されるような風潮がやっぱり存在する。
このような感じなのだろう。
少しでもオタクへのイメージを下げたいヤンキー文化体現者が悪宣伝をしているのか。
でもこんな商売への誘導をやったって自分達が儲かる訳ではないのに。
他者を攻撃して自分が儲けようとする行為はどこでも見られる。
CMではやってはいけないのだが、こういうコンプレックス商法はどこでも存在する。
季節物の服を先取りすることや、化粧品やメイクの宣伝、ムダ毛処理、ダイエット食品やダイエットサプリ、ダイエットグッズなんか正にそれである。
レジャー施設の紹介とかそうだろう。
ディズニーは宣伝しなくても皆寄って集るから誘導する必要がない。
車とか腕時計とか家とか、もう皆手が出せないから少しでも買って貰おうと腕時計のコラボなんかは偶に見かける。
大体自分達の商売が成功しないと相手を悪し様に罵ったりするのだ。
犯罪者予備軍と呼ばれたくなければオタク辞めろ、我々の商品買ってイケてる人になれ。
こんなことは大っぴらには言わないが、世の中はこうした商売で成り立っている。
でも、世の中はそうしたことしても財布の紐が厳しいどころか財布の中身がないので、売れはしないのである。
個人が大事なのでもうコンプレックス商法が通じない。
では、コンプレックス商法を誰に向けるか、オタクである。
しかしオタクも人に会わないから別にコンプレックスを抱く必要もないのである。
脱オタを宣伝しても失敗した。
そうしたら今度はオタクに媚び始めた。
ファッション雑誌がオタクに媚びたが、終ぞ小悪魔agehaは休刊してしまったではないか。
ギャルの最前線が、不況に負けてしまった。
ギャルが最早絶滅危惧種になってしまっているのでオタクに媚びて来た。
これ不思議なのだ。
今迄ギャルはオタクを馬鹿にしてたのに、今度はそのオタクに額づかなくてはならなくなってしまった。
そう言えばギャルもまた犯罪者予備軍と罵られていたよなあ(´・ω・`)
もう此処では言わないが色々言われて来ただろう。
最前線だった筈のギャルの存在がコンプレックスになってしまっている。
AVはギャルものが健在である。
ギャルが上位でキモオタが下位に位置する構図である。
私は今でもルーズソックスを履いている学生を見るとこの人達も絶滅危惧種なのだと思ってしまう。
時代が生んだ寵児でもあるのに取り残された、と言う訳でもないがその価値を敢えて保持することに決めているのだろう。
ギャルは生き方だから、寧ろ明治維新後の士族みたいなものか。
オタクは生き方ではなく、飽くまでも趣味に没頭する人達だから、非対称ではある。
ほぼ世を捨てているようなものだから寧ろ出家僧っぽい。
ギャルは犯罪者予備軍と呼ばれてもどこ吹く風である。
この人達も叩かれ捲ってたよなあ(´・ω・`)
ギャルはお母さんになっても許してくれないらしい(´・ω・`)
TVタックルでギャルママが出てまともな意見を言ってたら今はなき三宅久之が日本を任せられると関心を示していたなあ(´・ω・`)
しかし、士族がいなくなったようにギャルもその時代が生んだ生き方だから、このギャルの文化も次第に無くなってゆくのだろう。
やまんばさん達はいなくなってしまった。
あれ探せばいるけどあれももう個人で目立つコスプレの一種だろう。
オタクは生き方ではないのでオタクが滅ぶということはない。
ただ、岡田斗司夫に言わせればオタクは死んでいるのでそれは生き方に変わっていくのだろうか。