某まとめサイトではその前の週のヱヴァ破と比較して負けたと言っているが、ボクシングはゴールデンにも拘らずヱヴァに負けてしまったのである。
40万人が観ていないことになる。
逆に30分ほどジブリと銘打たせた巨神兵東京に現わるを持って来させたから視聴率の底上げに貢献したのか。
しかしボクシングはサッカーに時間を割かれていたので丁度巨神兵の時間の後に放映したのである。
ボクシングの方は延長もあってほぼ3時間の長丁場となったが、それで間延びして9.6%になったのか、内容はどうあれ、結果ではヱヴァが勝ったのである。
丁度Twitterで2つとも纏めてあるが、流石の挌闘技オタクたちもヱヴァを視聴していた。
もう村田や井上には眼中にないって感じ。
ヱヴァが終わった後にボクシングを観たのかな?
挌闘技は訴求効果がないのだろう。
あの時のヱヴァは殆どカットしてしまった。
宇多田ヒカルの桜流しさえもカットしよってヽ(`Д´)ノウワァァァン!
あれこそヱヴァの真髄なのに。
ヱヴァQの評価が低い。
あれを低めに観ている者はヱヴァが何たるかを全く分かっていないのである。
あの回、と言うか新劇場版はカヲル視点で観れば良いのだ。
そうすれば自ずと分かるのである。
最後のシ者は世界を破滅から救うために何度でも時を戻してやり直しているのだ。
時を戻す者は歴史(世界)を変える力はない。
世界を変える力を持つ者に時を戻す者が身を粉にして託しているのである。
アスカが眼帯をしていたのは旧劇場版で目を負傷したからである。
旧劇と新劇は無関係ではないのだ。
カヲルだってまた会えたねと言っているのだ。
世界が完全に崩壊する前にカヲルがチルドレン達を救ってやり直せる過去に彼らを戻したのだろう。
ループというか絶望の未来を変えるために未来世界からやって来たのはドラえもんである。
これが最も分かり易い筈である。
のび太たちが何度も小学校5年生をやり直しているのは紛れも無くのび太がその不幸になる時代を超えられなかったからである。
のび太が無人島に取り残されたり、ドラえもんが機能停止を起こしたり、物凄い。
結婚前夜では大人になったのび太の所にはドラえもんがいない。
乗り越えたからである。
カヲルはシンジに「大人になって欲しい」と願っているのだ。
アスカが「ヱヴァの呪い」と言ってチルドレンが年食っても子供の姿の儘なのが興味深い。
カヲルこそ庵野秀明だったんだね。
庵野秀明の師匠である宮崎駿のアニメも一見単発のように見えるがそうではない。
手塚アニメのような壮大なサーガ(北欧の言葉で「言葉」、英語の「セイ、言う」と同語源)であるのだ。
宮崎駿はアニメを通して「母を救うという物語」を描いているのだ。
鷲鼻の老女を太眉の青少年が助け出すコンセプトは変わらない。
その太眉の青少年を導くのが牛乳瓶底眼鏡の髭もじゃ団子っ鼻禿頭爺さんである。
その牛乳瓶底眼鏡の爺さんは駿自身である。
大人になった駿が未だ何も判らぬ子供時代の駿に教え諭すという物語でもあるのだ。
今回の最後の作品となった風立ちぬではその二人のキャラはいない。
母を救うことが出来たのだなと思ったのだ。
駿は漸く庵野秀明を息子として認めた。
だからこそ風立ちぬの主役に抜擢させたのだ。
今後、ヱヴァがどうなるか、色んな意味で楽しみである。